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転職成功者①‐Zさん(前編)

今回は日本を離れて中国へ、中国を離れてシンガポールへ、そして最終的にまた日本に戻って働くことになったZさんの物語をお届けします。今日は彼の人生で何が起こったのか、そしてどのような理由で様々な選択をしたのかを探ってみましょう。

Mia

早速ですが、まずZさんのことについて簡単に教えてください。
Zさんはいつ日本に来られましたか?

Zさん

2023年11月に来日しました。
まだ半年くらいしか経っていません。

Mia

なぜ突然日本で働こうと思いましたか?

Zさん

実は、大学を卒業してから一度日本で働いたことがあります。最初は日本で2年ほど働いてから中国に戻り、北京や上海などの一線都市で様々な仕事を経験しましたが、最終的にはまた日本に来ることになりました。

直近は中国国内ではなく、シンガポールに行っていたので、今回は正確に言うとシンガポールから日本に来たことになります。

Mia

以前、なぜ日本を離れて中国で働くことにしたのですか?

Mia

中国に戻ってからはどのような仕事をしましたか?

Zさん

中国に戻ってからは、とても若くて面白い会社に入りました。

会社の雰囲気も社会の環境も非常に活気に満ちていて、同僚たちは技術に対する情熱を持っていました。会社では、技術共有のためのセミナーや交流会が頻繁に開催されていて、社会全体も新しいものを考え出し、技術でそれを実現することに期待と励みを与えていました。私にとって、この会社はまさにインターネット業界でのスタート地点だったと言えます。

私はフロントエンドエンジニアなので、その時期から本格的にフロントエンド開発のキャリアをスタートさせました。

Mia

その後、転職を決意した理由は何ですか?

Zさん

少しお恥ずかしいですが、実は転職した理由は、今の妻となる彼女に出合ったからです。偶然にも出身地が一緒だったということで意気投合しました。それで、元々暮らしていた西安から北京へ引越すことになりました。

Mia

転職した会社はどんな会社でしたか?

Zさん

当時はご縁があって、あまり規模が大きくない会社に入りました。

そこでは技術開発だけでなく、部門の責任者として技術管理にも関わるようになりました。環境は非常に良く、会社の発展も非常に順調で、私の部門も急速に拡大していきました。仕事の範囲もどんどん広がり、豊富になっていきました。このような環境で、私がその会社を離れる前には、上場準備も進んでおり、社員数も3000人以上にまで増えていました。

個人的には、この規模の会社がこれほど急速に拡大するのはちょっと異常だと思っていました。案の定、私が退職してから半年も経たないうちに、会社はリストラを始めました。現在の状況を見ると、その会社の経営状況はさらに厳しくなっているようです。

Mia

色々大変でしたね。ちなみに、中国の現在の就職環境と、Zさんが当時経験した就職環境と比べて何か変化ありましたか?

Zさん

私は大学を卒業してから2、3年後に中国で就職しましたが、現在の新卒者と比べると、本当に天と地の差を感じています。今この環境にいる人たちの方が私よりももっと実感しているでしょう。

現在の状況と環境はあまり良くなく、ベテランの方々が前面に出てきているので、若い人たちはなかなか頭角を現すのが難しいです。もし今、大学を卒業して2、3年後に中国で就職することになったら、恐らく仕事を見つけるのは難しいでしょう。

さらに、中国では転職が一般的で頻繁に行われているため、企業側としても人材育成に多くの時間やリソースを割くことは難しいです。インターネット業界ではスピードと効率、結果が重視されるため、経験や技術がしっかりしていないと生き残れないでしょう。

特に今の中国の環境では、ジュニア層エンジニアが飽和状態にあり、むしろシニアエンジニアの方が求められています。管理職に昇進したいと思っても、運と努力と実力のすべてが必要です。

また、インターネット業界はもはや新興産業ではなく、成熟した産業です。自分たちのポジションを守るために昇進の障壁を高くしているので、新人が頭角を現すのはますます難しくなっています。

Mia

中国の就業市場はなかなか苦しい状況ですね。
そこで、Zさんは次のステップとしてシンガポールの企業を選んだ理由を教えていただけますか。

Zさん

新型コロナウイルスのパンデミックが始まった頃、私と妻は中国の状況にあまり楽観的ではなかったので、海外でのチャンスを探すことにしました。幸運にも、シンガポールで2つのオファーを受けることができました。入社したのはデジタル通貨を扱う会社で、最初は400〜500人の規模でしたが、最終的には3000人以上にまで急拡大しました。その間に2回のリストラがあり、とても不安な気持ちになりました。

シンガポールでも中国国内でも、急速に拡大してからすぐにリストラが始まるパターンがあり、働く側にとっては非常に不安定な状況でした。

Mia

中国からシンガポールへ就職しても同じ現象が起こってしまったと思いましたが、今度シンガポールの仕事を辞めて日本に来られた決め手は何でしょうか。

Zさん

正直に言って、シンガポールの仕事は給与も福利厚生も本当に良かったので、(辞めるかどうか)相当迷いましたが、主な理由は二つあります。

一つ目の理由は、シンガポールでは労働者の権利が法律で十分に保障されていないと感じたからです。例えば、残業やリストラの問題です。

シンガポールは面積が狭く、最も広いところは40キロしかありませんので、(中国と比べて)歴史や文化の積み重ねがあまり感じられず、自分の周囲の人々の話題も常にお金のことばかりでした。だから、新しい仕事に変えた方がいいと思い、まず半年休んでから何か機会を探そうと思いました。帰国して仕事を探すのも一つの選択肢でしたが、やはり日本に行きたいという気持ちが強かったです。

二つ目の理由は、JellyfishのWilliamさんの影響を受けたからです。転職活動中は、中国の企業から非常に良いオファーを受けていました。仕事はあまり大変ではなく、待遇も良かったのですが、最終的にJellyfishが紹介してくれた今の会社に入社することにしました。

入社を決めた理由は複数ありました。当時の面接官とも相性が良く、仕事内容も自分の希望に合っていました。でも、最も大きな理由はWilliamさんでした。

これまでに多くのヘッドハンターと接してきましたが、Williamさんのようなヘッドハンターは初めてでした。多くのヘッドハンターは、中国でもシンガポールでも、ただ履歴書を転送するだけのように感じられました。しかし、Williamさんは最初から最後まで本当に親身になって協力してくれました。オファーを受け取った後も、日本に来る際の様々な問題についても常にサポートしてくれました。様々な質問にも丁寧に答えてくれて、本当に助かりました。今回日本に来られたのも、Williamさんの助けがあったからこそです。

Mia

ーーー後編につづくーーー

また次回、Zさんの物語の続きをお楽しみに。
Zさんの話を通じて、日本、中国、シンガポールの各地の職場環境や生活感についてさらに掘り下げていきましょう!

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